近畿管区機動隊分隊長・行き過ぎ指導で停職1か月

2018年01月12日 21時00分 ニュース, 事件・事故・裁判, 社会

近畿管区機動隊で分隊長を務める和歌山北警察署の30代の男性巡査部長が、訓練中に警備用の盾で隊員の頭を殴ったり、移動中のバスの中で隊員の胸ぐらをつかんだりするパワーハラスメントを行ったとして、和歌山県警察本部は、きょう付けで(12日)停職1か月の懲戒処分としました。

県警・監察課によりますと、この巡査部長は、去年(2017年)4月から近畿管区機動隊の分隊長に就任しましたが、4月から10月にかけて、和歌山市木ノ本(きのもと)の県警察学校のグラウンドで行われた警備訓練で「声が小さい」と、持っていたジュラルミン製の盾で20代の男性隊員4人の頭を殴りました。

またこの巡査部長は、障害者スポーツの祭典「愛顔(えがお)つなぐえひめ大会」の警備を行っていた去年10月28日には、移動中のバスの中で居眠りをしていた20代の男性隊員の胸ぐらを両手でつかんでゆさぶりシートに抑えつけたあと、右の手のひらでこめかみ付近を1回叩きました。

いずれのケースもケガなどはありませんでしたが、被害に遭った隊員らが、翌11月、中隊長に申告しパワハラ行為が発覚しました。

巡査部長は「強い部隊を作りたかった。分隊員に辛い思いをさせて申し訳ない。自分の指導が悪かった」と述べたということです。

また県警は監督責任を問い、小隊長と中隊長を同じくきょう付けで本部長訓戒処分にしました。

県警の鉛口恵吾(かなぐち・けいご)首席監察官は「警察職員の信用を著しく失墜させ誠に遺憾だ。今後はより一層パワハラ防止に向けた指導を徹底する」とコメントしました。