紀南広域廃棄物処分場・地元合意し2021年度供用へ(写真付)

2018年02月02日 20時48分 ニュース, 政治, 社会

田辺市稲成町(いなりちょう)の山林に建設が計画されている、紀南地方広域のゴミの最終処分場について、管理者で田辺市の真砂充敏(まなご・みつとし)市長は、きょう(2日)市役所で記者会見を開き、地権者や地元住民との交渉がすべてまとまり、2021年度の完成を目指して建設を進めることを明らかにしました。

発表する管理者の真砂田辺市長(2月2日・田辺市役所)

最終処分場は、田辺市や新宮市など紀南の10の市と町から出るゴミを処理するもので、総事業費はおよそ55億円、ごみの焼却灰や不燃物などを、15年間でおよそ14万立方メートル埋め立てる予定です。対象の市と町による「紀南環境広域施設組合」が用地の取得に向けて交渉してきました。

真砂市長によりますと、去年(2017年)12月、建設予定地の地権者との交渉が終わり、田辺市稲成町の町内会とも、建設について最終的に同意する協定が結ばれたとして、本格的に建設を進めることになったということです。

一方、交渉に時間がかかったため、処分場の供用開始が当初の予定より3年ほど遅れ、2021年度になることも明らかにしました。

組合によりますと、供用開始までの間、田辺市と串本町では一部のごみの処理を外部の業者に委託するということです。

真砂市長は「地元住民の皆さんにより信頼してもらえるように運営に取り組みたい」と話しています。

稲成町内会の室井修一(むろい・しゅういち)会長は「ゴミ問題は住民みんなの問題。苦渋の決断だが、建設はやむなしという多くの地区住民の意見を踏まえた」とコメントしています。