和歌山電鐵とヤマト運輸が「貨客混載」電車運行(写真付)

2018年02月05日 20時37分 ニュース, 交通

和歌山市と紀の川市を結ぶローカル電車・和歌山電鐵と、運送大手・ヤマト運輸は、宅配便を乗客とともに電車に載せて運ぶ「貨客混載(かきゃくこんさい)」事業を、今月(2月)16日から始めることになり、きょう(5日)協定の締結式が行われました。

新事業をPRする小嶋社長と「よんたま」ら

きょう午前、和歌山電鐵貴志川線・伊太祈曽駅で行われた協定の締結式で、和歌山電鐵の小嶋光信(こじま・みつのぶ)社長とヤマト運輸関西支社の北村稔(きたむら・みのる)支社長が協定書にサインしました。

調印した小嶋社長(左)と北村支社長

今回、鉄道で荷物を運ぶのは、和歌山市内にある和歌山電鐵貴志川線・田中口駅から神前(こうざき)駅までの2キロあまりの間で、ヤマト運輸の宅急便センターがある田中口駅で集配コンテナごと電車に載せます。神前駅で電車からおろし、配達先まではヤマト運輸の従業員がリヤカー付き電動自転車で荷物を運びます。

道路の状況に影響されない鉄道を活用することで、配達の開始をこれまでよりも3時間ほど早められ、物流の効率化や宅配便のドライバー不足対策にもなるということです。きょうは、伊太祈曽駅の三毛猫駅長「よんたま」も登場して新事業をPRし、和歌山電鐵の小嶋社長は「経営の厳しい地方鉄道の収入が増えるとともに、地域の利便性の向上につながる」と期待を示していました。

和歌山電鐵での「貨客混載」事業は今月16日から始まり、電車は日曜日と月曜日以外、1日1便が運行されます。