落語で防災を学ぶ 和市の小学校で(写真付) 

2018年02月10日 20時04分 ニュース, 社会, 防災

小学生に落語で防災を学んでもらおうという取り組みが、きょう(2/10)、和歌山市の砂山小学校で行われ、アマチュア落語家の男性が災害に備えるよう落語で訴えました。

防災落語を演じるゴスペル亭パウロさん

これは、和歌山市の砂山地区を拠点に災害に強く魅力ある街づくりに取り組んでいるNPO法人・砂山バンマツリと砂山小学校区こどもセンターが主催したもので、地元に住むアマチュア福音落語家のゴスペル亭パウロさん、こと、小笠原浩一(おがさわら・こういち)さんに、子どもが楽しく防災を学べる落語を、と依頼し、実現しました。

きょう午前9時半から砂山小学校のランチルームで行われた落語会では、小笠原さんが、学校で防災について学んだ小学3年生の男の子と、母親とのやり取りを通して、地震が起きた時に取るべき行動や非常用持ち出し袋の準備、非常食の買い替えなど、災害に備えることの大切さを強調しました。

また、落語の前には、和歌山県発行のパンフレットで、南海トラフの地震が30年以内に70%の確率で発生することや、地震による津波が和歌山市に到達する時刻などを説明したほか、同じセリフでも言い方や表情によって変化する落語の魅力を紹介しました。

落語の小噺に挑戦する小学生

落語会には、砂山小学校の児童や保護者、地域の住民らおよそ50人が訪れ、小笠原さんが演じる親子の会話に聞き入っていました。

防災落語を聞いた児童と保護者は、「わかりやすかった。防災の袋を作っていないので用意します」とか、「防災の落語を聞くのは初めてでしたが、避難先を事前に細かく決めておくことなど、内容が具体的でイメージしやすかったです」などと話していました。

和歌山市・砂山小学校で

和歌山市主催のワークショップで、落語家の桂枝曾丸(かつら・しそまる)さんから落語のてほどきを受け、防災士の資格もとったゴスペル亭パウロこと、小笠原さんは、「子どもたちが、近所の人を巻き込んで避難することや、避難袋の確認などを実践してみようと思う一つのきっかけになればと思います。避難所で気を付けることなど、第2弾、3弾の防災落語もつくっていきたい」と話していました。

防災落語の会を主催したNPO法人・バンマツリの代表理事、樫原雅忠(かしはら・まさただ)さんは、「子どもたちが熱心に、落語を聞いていたので、関心を持ってもらえたと思います。子どもから大人へ、防災に備える輪を広げていけるよう今後も取り組みを続けていきます」と話していました。