南海高野線、4月上旬運転再開へ

2018年03月04日 18時23分 交通, 経済, 防災

南海電鉄は、去年(2017年)10月の台風の影響で、一部区間が運休している高野線(こうやせん)について、来月(4月)上旬の運転再開を目指していることを明らかにしました。

これは、去年10月22日に和歌山県に接近した台風21号の大雨などにより、九度山町内の上古沢駅(かみこさわえき)上り線で、線路下の土砂が流出するなどしたもので、これ以降、4か月以上経った今も高野線は高野下(こうやした)―極楽橋(ごくらくばし)間で運休し、この区間を含む、橋本(はしもと)―高野山(こうやさん)間で、バスやタクシーによる代行輸送が行われています。

県と南海電鉄が実施した地盤調査によりますと、現場付近で、幅60メートル、斜面距離100メートル、深さ最大23メートルにわたって、地滑りが発生したことが分かっていて、現在、線路に近い、のり面上部の地滑りを安定させるための工事が行われています。また、災害発生直後から、現場付近では、県が主体となって地滑りの監視が行われ、変動があった場合には、警報灯で知らせるほか、関係各所に通報メールが届くようになっていて、先月(2月)末現在、ほぼ変動はないということです。

南海電鉄では、沿線の花見客やゴールデンウィークなど春の行楽客で乗客が多くなる時期を控え、来月上旬の運転再開を目指して復旧作業を進めていて、単線の高野線でこれまで、上古沢駅で行っていた列車の行き違い機能を下古沢駅(しもこさわえき)に移設する工事も実施しているということです。