田辺市殺人死体遺棄事件の初公判、長女は一部否認

2018年03月13日 19時56分 ニュース, 事件・事故・裁判

父親を殺害して遺体を田辺市の山の中に捨てたとして、殺人と死体遺棄の罪に問われている長女夫婦に対する裁判員裁判の初公判がきょう(13日)和歌山地方裁判所で開かれ、夫が起訴内容を認めた一方、長女は殺人罪について無罪を主張しました。

殺人と死体遺棄の罪に問われているのは、田辺市の無職、柴田幸江(しばた・ゆきえ)被告24歳と、夫で無職の大幸(ともゆき)被告32歳の2人です。

起訴状によりますと、2人は共謀し、おととし12月6日未明、上富田町の当時の自宅で、就寝中だった幸江被告の父親の場谷忠善(ばたに・ただよし)さん当時50歳の右肩を包丁で刺して殺害したあと、遺体をブルーシートに包んで車で運び、龍神村の山中に遺棄したとされています。

きょうの初公判で夫の大幸被告は、「間違いありません」と起訴内容を全面的に認めましたが、幸江被告は、遺体を遺棄したことは認めた上で「殺してはいない」と殺人罪については否認し、無罪を主張しました。

冒頭陳述で検察側は、「2人は場谷さんから子育てのことなどで日々激しく叱責を受け不満を募らせていたもので、殺害する共通の動機があった」として「殺意と共謀があった」と主張しました。一方、幸江被告の弁護人は「事件前に大幸被告から殺意を告げられたこともなく、殺人の共謀は成立しない」と反論しました。

この裁判員裁判の論告求刑公判は今月26日に開かれ、判決は今月30日に言い渡されます。