片男波干潟で漁協と小学生が2回目のアサリ生育調査(写真付)

2018年04月18日 18時53分 ニュース, 社会

和歌山市の片男波干潟(かたおなみ・ひがた)での潮干狩りの復活を目指す和歌浦漁業協同組合と地元の子どもたちが、きょう(18日)2回目の試験的な潮干狩りを行い、アサリの生育状況を確認しました。

片男波干潟は、毎年春から夏にかけて多くの潮干狩り客で賑わいましたが、エイやツメタガイなどの食害によるアサリの減少や貝毒の発生で2008年から潮干狩りが中止されてきました。潮干狩りの再開を目指す和歌浦漁協では、県や市の協力を得て、アサリを守るためのネットを5000平方メートルにわたって設置し干潟のアサリを増やす取り組みを行っています。おととし(2016年)の調査では、殻の長さが2センチ以下の子どものアサリは1平方メートルあたり3個でしたが、去年(2017年)の調査では、40個に増えたことが分かりました。

きょう午後、片男波干潟(かたおなみ・ひがた)で行われた潮干狩りには、近くの市立和歌浦小学校の3年生から6年生あわせておよそ160人が参加し、熊手やスコップで土を掘り起こしてアサリやハマグリを見つけてはバケツに集めていきました。きょうの調査では、350平方メートルでアサリ168キロとハマグリ10キロが採れ、いずれも、300平方メートルで行った去年春のおよそ10倍の量が採れ貝類が増えていることが確認されました。

小学4年生の男の子は「去年よりたくさん採れて楽しかった」と嬉しそうでした。和歌浦漁協の横田邦雄(よこた・くにお)副組合長は「干潟全体ではまだまだだが、ネットを張っている部分では増えているので潮干狩りの復活を目指して引き続き頑張りたい」と話していました。調査に参加した水産研究教育機構・干潟生産グループの浜口昌巳(はまぐち・まさみ)グループ長は「アサリに限らずハマグリも増えるとはすごい。努力に見合った結果が出る貴重な干潟だと思う」と驚いていました。