海南市とオカジ紙業、段ボール供給の防災協定(写真付)

2018年05月01日 19時22分 ニュース, 社会, 防災

海南市は、災害時に避難所でベッドや間仕切りとして利用できる段ボールを迅速に調達するため、きょう(1日)市内の段ボールメーカーと協定を結びました。

協定を結んだ(左から)神出市長と大岡社長

海南市と協定を結んだのは、海南市山崎町に本社があるダンボールメーカー、オカジ紙業株式会社です。今回の協定は、南海トラフ巨大地震などの災害に備えて、ことし(2018年)創業90周年を迎えるオカジ紙業が市に提案して実現したものです。

きょう午前、海南市役所で行われた協定の締結式で、海南市の神出政巳(じんで・まさみ)市長とオカジ紙業の大岡久起(おおおか・ひさき)社長が協定書にサインしました。

協定では、災害を受けて海南市が避難所を開設した場合などに必要な人数分の段ボールの供給を求め、要請を受けたオカジ紙業が段ボールの優先的な調達に協力するとともに避難所で組み立てをサポートするスタッフを派遣することになっています。製品には、100キロ以上の重さにも耐えられるベッドや椅子のほか、プライバシーを守る間仕切りなどがあり、いずれも工具なしで簡単に組み立てることができます。供給は有償で、オカジ紙業が被災した場合は西日本段ボール工業組合に加盟するおよそ50社が協力するということです。

段ボールベッドの耐荷重は最大7~8トンという

段ボールベッドを体験した神出市長は「しっかりしていて色々な使い方ができそう。避難生活におけるプライバシーの確保や衛生面において大変心強い」と期待を寄せていました。また大岡社長は「災害時に、会社発祥の地である海南市の役に立ちたい」と話していました。

「段ボールベッド」は、避難所で長期にわたり雑魚寝をすることによる健康被害や災害関連死を防ごうと需要が高まっていて、7年前の東日本大震災やおととし(2016年)の熊本地震ではあわせておよそ1万台の「段ボールベッド」が利用されました。