第25回ジャパン漆サミット(写真付)

2018年05月16日 19時35分 ニュース, 社会

全国の漆器産地が集う「第25回ジャパン漆サミット」がきょう(16日)和歌山市のホテルで開かれ、漆器文化の継承や海外展開に向けた取り組みについて意見が交わされました。

サミットは、国の伝統的工芸品に指定された全国の漆器産地あわせて23の市で構成され、和歌山県からは紀州漆器の産地、海南市が参加しています。県内での開催は、12年ぶり3回目です。

きょう午後1時半から和歌山市のダイワロイネットホテル和歌山で開かれたサミットには、12の市の代表者らおよそ50人が参加し、はじめに、開催地を代表して海南市の神出政巳(じんで・まさみ)市長が「国内需要の低迷や後継者不足などの多くの課題を乗り越え、漆器産業を『ジャパン』の名に恥じない産業として次世代に引き継いでいく責任がある」と挨拶しました。

挨拶する神出市長

続いて、長野冬季オリンピックのメダルにも採用された木曽漆器の産地、長野県塩尻市の担当者が、成田空港の到着ロビーで行った蒔絵のデモンストレーションや海外メディアの取材誘致などの販売につながった海外発信の事例を紹介し、「漆器は単なる器ではなく、日本の文化が詰まっている。外国人には、言葉で説明するよりも体験を通して感覚に訴えることが大切」と話しました。

サミットの最後には、「漆の魅力や産地の歴史を国外に積極的に発信し、自治体間の連携を強化する」などとする共同宣言を全会一致で採択し、閉会しました。

次回のサミットは再来年(2020年)、輪島塗の産地、石川県輪島市で開かれます。