県内の特殊詐欺被害8千万円近く 今年に入って4ヶ月間で

2018年05月17日 19時59分 ニュース, 社会

和歌山県内で今年になって発生した振り込め詐欺などの特殊詐欺の件数は22件で、被害額は8000万円近くに上っていることが和歌山県警察本部がまとめた犯罪情勢の速報値で分かりました。

県警によりますと、今年1月から4月までの4ヶ月間に県内で発生した振り込め詐欺などの特殊詐欺の件数は22件で、このうち14件が、息子や親族などを騙って現金を引き出せたあと、振り込ませたり、指定先まで現金を持ってこさせるといったいわゆるオレオレ詐欺の手口でした。

このほか、身に覚えのない請求を巧みに迫り、現金を要求する架空請求が4件、還付金があると言って逆にATMなどから現金を振り込ませて欺し取る還付金詐欺が3件ありました。

また、金融商品などの販売を装った詐欺も1件ありました。

件数、被害額ともに前の年の同じ時期に比べて減っているものの、依然として特殊詐欺の電話が県内に多数かかっているほか、警察官や、公務員、団体職員などを装って相手を信用させるなどの手口があるなど巧妙化していて県警では引き続き被害に遭わないよう注意を呼びかけています。

地域別では、県内の被害件数の半数あまりが和歌山市で発生していて、海南市や紀の川市などが続いています。

また、昭和63年から平成2年頃の県内の県立高校の卒業生名簿を悪用した特殊詐欺の電話や被害が相次いでいます。

実の息子を騙り「風邪をひいて声がおかしくなっている」、「携帯が壊れて電話番号が変わった」、「会社の金を横領した」などと持ちかける手口が多く、警察では、こうした電話や偽の訪問を受けた際には、警察や家族に相談するよう呼びかけています。