和歌山市の阿弥陀寺堂本堂 国の重文に指定へ

2018年05月18日 20時09分 ニュース, 社会

国の文化財審議会は、きょう(18日)和歌山市鳴神(なるかみ)の阿弥陀寺(あみだじ)本堂など、全国で10件の建造物を国の重要文化財に指定するよう、文部科学大臣に答申しました。

阿弥陀寺は和歌山市鳴神の浄土宗の寺院で、南に山門が開かれ、中央奥に本堂があります。

本堂は、江戸初期の寛永(かんえい)10年・1633年、紀州徳川家の初代藩主・頼宣(よりのぶ)が、前の年に死去した徳川二代将軍・秀忠(ひでただ)の菩提を弔うために和歌山城下に創建した寺院・大智寺(だいちじ)の中にある「旧台徳院霊屋(たいとくいんたまや)」と呼ばれるお堂で、明治維新後、大智寺が廃寺となったあと、明治4年・1871年に、鳴神の阿弥陀寺(あみだじ)へ移築され本堂として用いられ、昭和60年・1985年に和歌山県の文化財に指定されています。

麒麟などの霊獣(れいじゅう)や植物の彫刻のほか、華麗な絵画や極彩色(ごくさいしき)の彩りなど、建物全体に優れた装飾が施されていて、徳川将軍の霊廟(れいびょう)にふさわしい、江戸初期の数少ない遺構として、高く評価されました。

今回指定されると、県内にある国の重要文化財は、国宝を含めて83件となります。