2023年春から無線式ATCを和歌山線に導入へ

2018年05月27日 17時20分 ニュース, 交通, 防災

列車の衝突防止に欠かせないATC(エーティーシー)=自動列車制御装置について、JR西日本は、5年後の2023年春以降、和歌山線の一部区間に、管内の在来線では初めてとなる無線式を導入します。

JR西日本が発表したもので、2024年春までに和歌山線の和歌山駅と橋本駅の間を走るすべての列車に導入します。

ATCは、後ろを走る列車の速度を自動的に減速させることで、列車間の間隔を保つ安全運行に欠かせないシステムです。現在のATS(エーティーエス)=自動列車停止装置は、線路上にある機器をケーブルで結んだ有線のシステムで、特定の地点の通過情報を次の列車に送るのに対して、新しく導入される無線式ATCは連続的に位置情報を送信することで、踏切内での車の立ち往生や大雨といった情報もリアルタイムで送信できるようになり、これまでよりも早くブレーキがかけられます。

また、それぞれの列車の機器が無線で受信することから、線路に張り巡らされたケーブルなどの設備が要らず、在来線の保守費用を1割から3割程度、減らすことができるということです。

JR西日本では「メンテナンス性を向上させ、将来にわたって持続可能な鉄道システムを目指す」としていて、来年(2019年)春から和歌山線に導入される新型車両に無線式ATCを設置することにしています。