東洋ライス決算・増収減益に

2018年06月06日 19時00分 ニュース, 経済

無洗米製造大手の東洋ライス株式会社は、このほど、ことし(2018年)3月期の決算を発表し、主力の「金芽米(きんめまい)」や「ロウカット玄米」の売れ行きが好調なことから、売上高は前の年度と比べて5・1%増の86億円あまりとなりました。

東洋ライスによりますと、金芽米とロウカット玄米は、健康志向の高まりで、通信販売を中心に、生協向けや卸(おろし)向け、業務用のすべての分野で販売増となりました。また、品質向上と効率化を急ぐ大手の卸業者が、精米器を東洋ライス製品に入れ替えたことなども功を奏し、ことし3月期の売上高は、前の年度より5・1%増の86億1600万円となりました。

一方で「BG無洗米」の加工数量は、東洋ライスの直営工場では前の年度より1500トンあまり増産しましたが、全体では45万7千トンと前の年度より6千トン減少していて、加工する企業のうちの数社で、生産量が大幅に減少したことが影響しました。

全体のもうけを示す経常利益は、前の年度より34・1%減の9億5400万円となり、東洋ライスは「営業利益の減少と、円高の為替差損が大きく影響した」と分析しています。

東洋ライスでは、今後、2020年の東京オリンピック・パラリンピックに合わせて、埼玉県坂戸市(さかどし)のサイタマ工場が取得した食品安全システム認証「FSSC(エフエスエスシー)22000」を、和歌山本社工場や大阪のリンクウ工場でも、ことし10月に取得出来るよう準備を進める方針です。