「だまされないでね」 保育園児が街頭啓発(写真付)

2018年06月14日 19時15分 ニュース, 社会

あとを絶たない特殊詐欺による被害を防ごうと、保育園児による街頭啓発がきょう(6/14)、和歌山市で行われました。

ティッシュを配る保育園児
(和歌山市・エバーグリーンプラス和歌山北インター店で)

これは、孫のような子どもたちが注意を呼びかけることで、高齢者に特殊詐欺を考えるきっかけにしてもらおうと、年金の受給日にあたる偶数月の15日を前に、和歌山東警察署が、毎年、行っているものです。

3回目となる今年の街頭啓発は、きょう午前、和歌山市直川にあるスーパーマーケットの玄関前で行われ、近くの紀伊保育園に通う年長組の園児およそ20人が「おじいちゃん、おばあちゃん、だまされないでね」などと呼び掛けながら、用意されたおよそ500個ずつのポケットティッシュや絆創膏を手渡すと、受け取った買い物客が「ありがとう」と言って園児の頭をなでたりしていました。

和歌山市内の70歳代の夫婦は、「保育園児がほほえましくて警察も工夫して啓発されてるなと思いました。特殊詐欺の電話がかかってきたときには、息子に確認したり、警察に連絡するようにします」と話していました。

街頭啓発を行った和歌山東警察署生活安全課の山本亮(やまもと・あきら)警部補は、「お孫さん世代に呼びかけてもらうのが効果的と考えて実施しています。手口が巧妙化しているので、かかってきたらすぐに警察へ連絡してほしい」と話しました。

和歌山県内では、去年1年間に確認された特殊詐欺による被害件数が過去最多の95件、被害額は2億1468万円となっていて、県警は「手口が巧妙化する中で、架空請求の振り込め詐欺を中心に、これまでより少額の被害が目立っている」と指摘しています。また、特殊詐欺とみられる電話は、県内各地にかかっていて、警察は、もしかかって来た場合には、最寄りの警察署か、警察相談ダイヤル「♯(シャープ)9110」へ電話するよう呼びかけています。