今年初のサンゴの産卵 串本海中公園センター周辺で(写真付)

2018年07月14日 19時30分 ニュース, 社会

世界の北限と言われる本州最大のテーブルサンゴが群生する串本町の海で、昨夜(7/13)、今年初めてのサンゴの産卵が確認されました。

産卵するスギノキミドリイシ【提供:串本海中公園センター】

これは、串本海中公園センターがきょう発表したものです。

センターによりますと、昨夜、グラスボート乗り場周辺の海底で、バンドルと呼ばれる、精子と卵が入ったカプセルのようなものが、枝状のサンゴ、スギノキミドリイシの口から覗いているのを見つけ、午後10時から11時頃にかけて海中に放出されるのを確認しました。

バンドルは、直径1ミリくらいで薄いピンク色をしていて、昨夜は、海底にあるサンゴから放出されると、海面に向けて上昇し、海中で雪が舞っているように見えたということです。

海底から海面へ向けてバンドルが舞う

串本海中公園センターにあるグラスボート乗り場周辺の海では、34年ぶりに発生したこの冬の低水温で、サンゴが大きな被害を受け、全体の半分ほどが死滅しています。

今年は、例年より1か月ほど遅い産卵となりましたが、串本海中公園センターの主任学芸員、平林勲(ひらばやし・いさお)さんは、「今年はサンゴの体力がなく、難しいのではないかと思っていましたが、無事、産卵してくれてよかったです。このあとも順調に産卵してほしい」と話していました。

サンゴの産卵は、例年、5月末から8月末にかけて行われ、スギノキミドリイシの次は、テーブルサンゴのクチハダミドリイシやエンタクミドリイシが産卵します。