南紀白浜空港民営化・南紀白浜エアポートと契約締結(写真付)

2018年07月25日 19時20分 ニュース, 交通, 政治, 社会, 経済

南紀白浜空港の国際線対応で運営事業者を民間から公募していた和歌山県は、きょう(25日)東京のコンサルティング会社などによる空港運営会社「南紀白浜エアポート」と実施契約を結び、来年(2019年)4月1日の民営化スタートが正式に決まりました。

締結後記念撮影を行う3人(左から井澗白浜町長、岡田南紀白浜エアポート社長、仁坂知事・7月25日・和歌山県庁知事室)

南紀白浜エアポートは、東京の「経営共創基盤(けいえいきょうそうきばん)」と、子会社で東京の「みちのりホールディングス」、白浜町(しらはまちょう)のホテル業「白浜館(しらはまかん)」によって設立された空港運営会社です

南紀白浜空港は、現在、滑走路などを県が、ターミナルビルは県や日本航空などが出資する第三セクターがそれぞれ運営し、定期便の就航は羽田を結ぶ1日3往復のみとなっています。

南紀白浜エアポートは、国際線ターミナルの新設により、羽田や成田からの乗り換え客や、チャーター便・ビジネスジェットの誘致などで欧米やオーストラリアなどの旅客を呼び込み、昨年度(2017年度)のおよそ13万人から、10年後には25万人、20年後には30万人に増やすとしています。

契約額は来年4月1日から10年間で24・5億円、その後も最大10年までの延長が可能で、現在の運営方式よりもおよそ6億円節約できると見込んでいます。

実施契約書への調印

きょう午後、和歌山県庁の知事室で仁坂吉伸(にさか・よしのぶ)知事と、南紀白浜エアポートの岡田信一郎(おかだ・しんいちろう)社長が、地元・白浜町の井澗誠(いたに・まこと)町長が立ち会うなか、実施契約書にサインしました。

仁坂知事は「大変喜んでいる。皆さんの力で空港を活性化し、観光客もビジネス客もガバガバ来るよう期待している」と激励しました。

岡田社長は「県や地元が守ってきた空港を発展させることへの責任の大きさに身が引き締まる思い。我々は延長期間を含めた最大20年間、取り組むつもりです」と意気込みを語りました。

南紀白浜エアポートでは、このほか、空港を熊野古道や大阪・京都方面などに向かうバスターミナルにするなど、賑わい創出の拠点にする方針で、県は2021年7月の竣工を目指して、国際線ターミナルの建設に取り組みます。