星林高校ラグビー部顧問暴行・臨時の県議会文教委招集(写真付)

2018年08月06日 19時03分 スポーツ, ニュース, 事件・事故・裁判, 政治, 社会

和歌山市の県立星林(せいりん)高校ラグビー部の顧問を務めていた35歳の男性教諭が、先月(7月)校内で行われた合宿中に酒を飲み、3年の男子部員に暴行してケガをさせ、懲戒免職処分となった問題を受け、きょう(6日)県議会の文教委員会が臨時で招集され、委員から指摘が相次ぎました。

臨時に招集された県議会文教委のもよう(8月6日・和歌山県庁北別館)

きょう午後、県庁・北別館で開かれた文教委員会では、公明党県議団の多田純一(ただ・じゅんいち)委員長が「先月15日の事件発生から10日も経ってから我々に報告された。しかもこちらから聞かないと教えてくれなかった」と県教育委員会の対応に苦言を呈したほか、改新クラブの藤本眞利子(ふじもと・まりこ)委員は「スポーツにまつわる体罰が容認されるような雰囲気が続く限り、問題は無くならない」と指摘しました。

一方、自民党県議団の山田正彦(やまだ・まさひこ)委員は「いきなり懲戒免職処分を下すのではなく、将来ある青年教師に頭を冷やす機会を与えるべきではなかったのか」と述べました。

これらの意見に対し、県教育委員会の宮下和己(みやした・かつみ)教育長は「校内での部活指導中の飲酒や体罰をどうしても許されない行為と判断した」と答え、再発防止策として、すべての県立学校長に、部活動の顧問との個別面談や研修、地域住民などとの意見交換を指示したことを改めて報告し、委員に陳謝しました。

続いて行われた意見交換で、佐藤律子(さとう・りつこ)教育委員は「その場で顧問の暴力を目の当たりにした他の部員たちはどんな気持ちだったのか、大変残念でならない」と話しました。

また、桑原義登(くわはら・よしと)教育委員は「虐待にしろ、体罰にしろ、加害者は子どもの立場を全く考えていない。『体罰肯定論』がまだ残る昨今、顧問自らも体罰を受けてきたのかもしれないが、子どもや生徒、保護者などに与える影響の大きさを考えたら、厳しい処分をしなければならない」と述べました。