7月の企業倒産状況・負債総額が11か月ぶりに10億円超える

2018年08月06日 19時02分 ニュース, 社会, 経済

民間の信用調査機関・東京商工リサーチ和歌山支店によりますと、先月(7月)和歌山県内で1000万円以上の負債を抱えて倒産した企業は7件、負債総額は93億7200万円となり、負債総額は、去年(2017年)の8月以来、11か月ぶりに10億円を超え、7月だけでみると過去10年間で最も多くなりました。

和歌山市の消費者金融業が90億円近い負債を抱えて破産したことが、負債総額を大きく押し上げる要因となりました。

地域別では、和歌山市と海南市(かいなんし)がそれぞれ2件、有田市(ありだし)と新宮市(しんぐうし)、西牟婁郡(にしむろぐん)でそれぞれ1件でした。

業種別では、小売業が最も多い3件、次いで、農・林・漁業・鉱業、建設業、金融・保険業、サービス業がそれぞれ1件でした。

原因別では販売不振が5件と最も多く、次いで、既往のしわ寄せ、設備投資過大がそれぞれ1件でした。

東京商工リサーチ和歌山支店は、今後の見通しについて「金融緩和策も継続していて、倒産が急増する要因は見当たらないが、原材料費や人件費などの高騰を価格に転嫁できない中小・零細企業も多く、息切れ倒産が件数を押し上げる可能性も残されている」と分析しています。