和歌山県内経済「緩やかに回復しつつある」

2018年08月12日 14時35分 ニュース, 経済

近畿財務局・和歌山財務事務所は、ことし(2018年)4月から先月(7月)までの県内の経済情勢について、個人消費や雇用情勢の状況などから「緩やかに回復しつつある」と判断し、前期のことし1月から3月までの判断を据え置きました。

和歌山財務事務所によりますと、個人消費は、百貨店やスーパーでは天候の影響やコンビニエンスストア・ドラッグストアなどとの競合で食料品や衣料品が弱い一方で、コンビニエンスストアでは惣菜やおにぎりなどが好調、ドラッグストアでは冷凍食品を中心に好調です。乗用車の販売は安全装置を搭載した軽自動車などが好調、観光は主要な観光地の日帰り客が増加し好調です。

生産活動は、機械工業では国内が堅調、海外は好調、化学工業は家庭用製品向けを中心に好調を維持し、鉄鋼業も主力製品を中心に好調で、回復しています。

雇用情勢は、有効求人倍率が1倍を超える高い水準で推移し、新規求人数も高い水準にあることから、着実に改善しています。

今年度(2018年度)通期の設備投資は、すべての産業で前の年度を下回る計画ですが、企業収益はすべての産業で増益の見通しです。

住宅建設と公共事業はいずれも前の年を上回り、企業倒産は件数・負債総額ともに前の年を下回っています。

一方で、景況判断はすべての産業で「下降」が「上昇」を上回っています。

和歌山財務事務所は、1月から3月期に続いて県内経済は「緩やかに回復しつつある」と判断し、先行きについては「海外経済や金融市場の動きなどを注視する必要がある」と話しています。