【台風21号】関西電力が改めて停電長期化を陳謝(写真付)

2018年09月12日 19時13分 ニュース, 社会, 経済, 防災

台風21号による和歌山県内の停電が長期化しているとして、きょう(12日)関西電力和歌山支社の近藤忠司(こんどう・ただし)支社長らが和歌山県庁で記者会見を開き、県民に陳謝しました。

関電の近藤和歌山支社長(右)と坂下和歌山電力本部長代理(左)(9月12日・和歌山県庁)

きょう午前11時、県庁で近藤支社長と坂下浩(さかした・ひろし)和歌山電力本部長代理が記者会見を開き、停電発生から1週間が経ったきょうも、紀美野町(きみのちょう)や有田川町(ありだがわちょう)など、県内のおよそ3千軒で停電が続いていることを陳謝しました。

また、復旧が遅れている理由として、当初は「倒木が道路をふさいでいることが主な理由」と説明していましたが、実際には「暴風で電柱およそ200本が倒れたほか、高圧電線が飛来物や倒木などで多数切れたり、電柱設備の損壊が相次いだこと」だったと訂正し、情報の混乱を招いたことをあわせて陳謝しました。

そのうえで「道路の倒木は解消していても、もともと県内の山間部は道が狭く工事用車両の入りにくい場所が多い。完全復旧にはもうしばらく時間がかかる」と述べ、具体的なメドについては言及を控えました。

また、関西電力の岩根茂樹(いわね・しげき)社長が、5日の記者会見で「7日までに大部分の地域で復旧させたい」と述べたことについて、近藤支社長は「停電がエリア全域に及び、大阪府だけでも100万件発生し、最大限の人員と資機材で対応したが、それでも人員が不足し間に合わなかった」と釈明しました。

近藤支社長は県内での今後の作業について「他の電力会社の応援も含め最大1000人体制で一日も早い復旧に努める」と述べたほか、紀美野町(きみのちょう)と有田川町(ありだがわちょう)に、きょう、高圧電源車をあらたに派遣したことや、停電が続いている世帯に向けて、ガソリンやカセットボンベを燃料に発電できるポータブル発電機を貸し出す措置をとったことを明らかにし、あわせて、戸別訪問で停電世帯のケアを行う方針も示しました。

ポータブル発電機の貸し出しなどの問い合わせは、関西電力の「送配電ダイヤルコールセンター」で受け付けています。電話番号は0800(777)3081番で、通話料は無料です。