あすから「高齢者等防火推進週間」消防が特別査察(写真付)

2018年09月13日 19時00分 ニュース, 社会, 防災

あす(14日)からの「高齢者等防火推進週間」を前に、きょう(13日)、和歌山市消防局の職員が市内の高齢者福祉施設を訪れ、施設の防火設備などを点検しました。

廊下の消火栓を確認

和歌山市消防局では、2006年に長崎県大村市の高齢者施設で9人が死傷した火災をきっかけに、敬老の日を含む1週間を「高齢者等防火推進週間」と定め、集中的に市内の高齢者福祉施設の特別査察を行っています。

きょう午後、東消防署の職員3人が和歌山市有本の特別養護老人ホーム「わかば」を訪れ、3階建ての施設内を歩きながら避難通路に物が置かれていないかなどを確認して回りました。また職員は、廊下の消火栓や自動火災報知機、非常用放送設備に異常がないかどうか、リネン室に保管されているタオルやシーツがスプリンクラーの散水の邪魔になっていないか、居室のカーテンや絨毯に防炎素材が使われているかなどを点検しました。

避難通路を確認

リネン室の物を積み上げすぎていないか確認

「わかば」の田畑安敏(たばた・やすとし)施設長は「年2回の避難訓練に加えて、毎日、設備を自主チェックしています。入所者の大半は、介助がなければ避難できないので、まず出火の原因を作らないことを徹底したい」と話していました。和歌山市消防局予防課の乾嘉晃(いぬい・よしあき)副課長は「一人でも多くの命を守るために、今後も立ち入り検査を通して防火管理体制の徹底と強化、訓練の指導などを行っていきたい」と話していました。

和歌山市消防局では、今月(9月)20日までの「高齢者等防火推進週間」に市内のおよそ60の福祉施設で集中的に特別査察を実施するのをはじめ、年間で市内およそ300か所すべての福祉施設を点検することにしています。消防庁によりますと、去年(2017年)国内で発生した住宅火災の犠牲者のうち、7割以上が65歳以上の高齢者でした。