JR和歌山駅で無差別テロ想定の合同訓練(写真付)

2018年09月14日 21時06分 ニュース, 事件・事故・裁判, 交通

多くの人が利用する鉄道の駅を狙った無差別テロを想定した合同訓練が、きょう(14日)午前、和歌山市のJR和歌山駅で行われました。

犯人に切りつけられた利用客が倒れ込む地下道(訓練)

これは、来年、大阪で開かれる「G20サミット首脳会議」や、再来年の「東京オリンピック・パラリンピック」などの国際的なイベントを見据え、JR西日本和歌山支社が2年ぶりに行ったものです。

きょうの訓練は、JR和歌山駅の駅員のほか、県・警察本部や和歌山市消防局、それに和歌山電鐵からあわせておよそ100人が参加し、「駅の地下道にいた利用客を、男が刃物で次々に切りつけた」という想定で行われました。駅員からの通報を受けて駆け付けた警察が男を取り押さえた後、救急隊がけが人を担架に乗せて地上へ運び出し、容体ごとに搬送の優先順位を決める「トリアージ」を施していきました。

警察が犯人を取り押さえる(訓練)

負傷者を担架で搬送(訓練)

地上でトリアージ(訓練)

続いて、男が仕掛けた爆発物が入った不審なリュックサックが駅前で見つかり、防護服を着た県警の機動隊が慎重に回収しました。駅の近くには現場の指揮本部や救護テントなども設置され、訓練ながら、一般の利用客が行き交う駅前は一時騒然となりました。

機動隊が不審物を回収(訓練)

JR西日本和歌山支社の伊藤義彦(いとう・よしひこ)支社長は「ことし6月には新幹線で殺傷事件が起きるなど、どこでどんな事件が起きるか分からない。組織ごとにきょうの訓練を持ち帰って引継いでいくとともに、今後も本番さながらの訓練を続けたい」と話していました。