和歌山県警巡査、首相車列警備で拳銃落とす、住民が拾得

2018年09月15日 20時24分 ニュース, 事件・事故・裁判

和歌山県警察本部はきょう(15日)、安倍総理大臣が乗った車の列を警備していた県警の巡査が実弾入りの拳銃1丁を路上に落とし、およそ1時間20分後に住民が拾得物として届けたと発表しました。

拳銃を落としたのは、県警機動隊の20代の男性巡査で、和歌山市できのう(14日)開かれた自民党総裁選挙の集会に出席した安倍総理の車列を警備していました。

県警によりますと、この巡査は私服で車両に乗り込み、昨夜8時前、和歌山市橋向丁の路上で助手席の窓から身を乗り出して一般車両を制止していました。その際、左脇に付けていた拳銃を入れる器具の留め金が外れて実弾が入った拳銃が路上に落ち、県警がおよそ50人態勢で捜していたところ、散歩していた住民が拾って午後9時すぎに届けました。

県警によりますと、この男性巡査は県警警備部が行う警備訓練には何度か参加していましたが、要人の警護に就いたのは初めてでした。巡査は拳銃とベルトをつなぐひもを装着していませんでしたが、私服の場合は装着の義務はなく、県警は拳銃の携帯方法に不適切な点はなかったとみていて、銃を落とした状況を詳しく調べています。

県警警備課の的場克郎(まとば・かつろう)課長は、「このような事態を招き、大変遺憾だ。再発防止に努める」というコメントを出しました。県警は捜索時、周辺住民に拳銃の行方が分からなくなったことを明らかにせず、県警幹部は「不安感を与えたくなかった」と説明しています。

また、拳銃を拾って届けた住民が「本物かおもちゃか分からず、いったん自宅に持ち帰った」と話していることも分かりました。拳銃には安全装置がかかっていて、使われた形跡はなかったということです。