紀伊半島豪雨から7年、那智勝浦町で慰霊祭

2018年09月16日 16時48分 ニュース, 防災

和歌山、奈良、三重の3県で、死者や行方不明者が88人に上った2011年の紀伊半島豪雨から7年となり、那智勝浦町できょう(16日)、慰霊祭が行われました。

遺族らは、「二度と悲惨な災害が起こらないように」と思いを込め、犠牲者を追悼しました。慰霊祭は、今月(9月)4日に開催の予定でしたが、台風21号の影響で延期されていました。

遺族会主催の慰霊祭には30人ほどが参列し、大規模な土石流の発生時刻の午前1時にあわせ、黙とうしました。また、紀伊半島豪雨の記念碑の前に、町内の犠牲者の数と同じ29本のろうそくを灯しました。父親と、当時15歳のおいを亡くした岩渕三千生(いわぶち・みちお)さん57歳は「時間は止まっていて、7年間、同じ気持ちでいる」と思いを語り、西日本豪雨で甚大な被害が出たことにふれ「これまでの水害の教訓が活かされなかった。もっと住民が防災意識を高めたら被害は減る」と話しました。

町が主催する慰霊祭も同じ場所で開かれ、午前10時にサイレンが鳴ると100人をこえる参加者が黙とうし、記念碑に花を供えました。那智勝浦町の堀順一郎(ほり・じゅんいちろう)町長は式辞で「紀伊半島豪雨の被害を後世に伝えるのは、町長としての責務。全身全霊で防災減災に取り組みたい」と述べました。