仏像を盗難から守れ!県立博物館で企画展

2018年09月16日 16時37分 ニュース, 防災

仏像の盗難が後を絶たない現状を知ってもらい、対策を呼びかけようと和歌山市の県立博物館で企画展「和歌山の文化財を守る」が開かれています。

会場には、被害後に戻った仏像や「身代わり」となる3Dプリンターによる複製仏が展示されています。

博物館の大河内智之(おおこうち・ともゆき)主査学芸員は「地球が守ってきた文化財の盗難は歴史そのものが失われるのと同じこと。喫緊の課題です」と話します。博物館によりますと、県内では、去年(2017年)からことし春にかけて60点以上の仏像が盗まれています。

企画展では、平安時代につくられた「十一面観音立像」など、被害品4点を展示しています。これらは、いずれも、警察の捜査などで所有者に戻ったものですが、換金目的でオークションに出品されていたものもあったということです。一方、防犯対策として注目されている本物の代わりに安置する複製仏13点も、本物と並べて展示されています。

大河内学芸員は「文化財の魅力に気づき、関心を持ってほしい」と話しています。企画展は、来月(10月)4日までとなっています。