「変わりやすい天気 夫のよう」 那智勝浦水害慰霊祭

2012年09月05日 13時33分 ニュース, 社会, 防災

去年(2011年)9月の台風12号災害で、死者28人、現在も1人が行方不明となっている、那智勝浦町で、きのう(4日)午後、慰霊祭が開かれました。

慰霊祭では、雷をともなった激しい雨が降ったりやんだりを繰り返しました。変わりやすい天候に、孫の紘明(ひろあき)くんを亡くし、夫の三邦(みくに)さんが過労のため、復旧作業中に倒れて亡くなった、岩渕千鶴さんは「夫はきょうのお天気みたいな人でした。ほがらかに笑っていても、何か言うと 途端にシュンとなっちゃう」と笑みをたたえながら、亡き夫に思いをはせていました。屋根部分にたまった水の重みに耐えられず、テントが崩れるほどの雨でしたが、「きっと上で見てくれています」と千鶴さんは天を見上げていました。

また、息子の三千生(みちお)さんは、式の後「おやじの通夜も告別式も49日も初盆も大雨だった。きょうも雨が降って、おやじが来てるぞと思ってうれしくなった」とほほ笑んでいました。