日本・トルコ友好の礎 エルトゥールル号の記憶(写真付き)

2012年09月07日 16時45分 ニュース, 社会, 経済

およそ120年前の1890年に、串本町沖で水没したトルコの軍艦の乗組員を当時の大島村の住民らが救助した「エルトゥールル号事件」の資料を展示する特別展が、あす(8日)から、和歌山県立博物館で開かれます。

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テープカットする和歌山県の仁坂吉伸知事ら(2012年9月7日)

今からおよそ120年前の1890年9月16日の夜、トルコの軍艦「エルトゥールル号」が、串本町樫野埼(かしのざき)沖で、台風による強風と高波により座礁して水没し、587人が亡くなりました。その際、当時の大島村の住民が懸命の救助にあたり、69人の命が救われたことが、現在まで、日本とトルコの友好の礎となっています。特別展では、4年間の水中調査で引き上げられた、エルトゥールル号で使われていたとみられる、皿や鍋、硬貨などが展示されています。

きょう(7日)午後1時半から、和歌山市の県立博物館で行われた内覧会のオープニングには、200人が出席し、和歌山県の仁坂吉伸知事は、「同じ県民として誇りに思う。日本とトルコの友好の原点にエルトゥールル号がある」とあいさつしました。セルダル・クルチ駐日トルコ大使は、去年(2011年)10月のトルコ大地震の際の日本の協力にお礼の言葉を述べた上で「エルトゥールルの物語を子孫に伝え、友好関係を続けていきたい」と話しました。

特別展「よみがえる軍艦 エルトゥールル号の記憶」は、あす(8日)から来月(10月)11日まで、和歌山市吹上の県立博物館で開かれます。休館日は、月曜日ですが、祝日の場合は開催します。問い合わせは、県立博物館 電話 073・436・8670です。