車いす購入費支給取り消しは不当 橋本市を提訴

2012年09月20日 09時35分 ニュース, 社会

橋本市が電動車イスの購入費の支給決定を取り消す処分をしたのは不当として、手や足などに障害がある橋本市の上田新(うえだ・あらた)さんが、きょう(20日)、処分の取り消しを求める訴えを、和歌山地方裁判所に起こします。代理人によりますと、車イス費用の支給をめぐる訴訟は、全国で初めてということです。

代理人の長岡健太郎弁護士によりますと、上田さんは5歳の時に池に転落し、姿勢の維持などが困難になる、体幹機能障害などの後遺症が残ったため、障害者自立支援法に基づき、橋本市から購入費の支給を受けて、電動型や手動型の車イスを使用していました。

去年(2011年)秋、橋本市からリクライング機能付きの電動車イス購入を提案されたため、購入費の支給を申請し、市は去年(2011年)12月にいったんは支給を決定しました。しかし、ことし(2012年)3月になって「操作する能力に問題があり、使用中に第三者に危害を及ぶす可能性がある」として決定を取り消したということです。上田さんは5月に異議申し立てをしましたが、7月に却下されたため、提訴を決めました。

橋本市福祉課は「却下の理由はコメントできない」としています。弁護団は、きょう(20日)午前11時半から、和歌山弁護士会館で記者会見を開きます。