わがまち元気プロジェクト・あらぎ島の景観保全決定(写真付き)

2012年10月02日 13時40分 ニュース, 交通, 政治, 社会, 経済, 防災

地域資源の活用と個性豊かな地域づくりを支援する、今年度(2012年度)の和歌山県「わがまち元気プロジェクト」第1弾として「有田川(ありだがわ)あらぎ島の景観保全と地域おこしの支援」が決定しました。今後3年間で、観光客数をおよそ4万人、観光消費額を3億円に増やすことを目標に県と町、それに地域が観光客誘致に乗り出します。

 プロジェクト決定を発表する仁坂知事(10月2日・和歌山県庁にて)

これは、けさ(2日)の定例会見で仁坂吉伸(にさか・よしのぶ)知事が明らかにしたもので、湯浅町(ゆあさちょう)の「湯浅まちなか・にぎわい復興プロジェクト」や、由良町(ゆらちょう)の「由良・白崎海岸観光まちづくり」などに続いて今回で11例目です。

有田川町清水(ありだがわちょう・しみず)地区のあらぎ島は「日本の棚田(たなだ)百選」にも選ばれた美しい景観で知られ、地元住民が中心となった保全活動や、キャンドルイルミネーションなどのイベントを行うなど、地域の重要な観光資源となっています。

しかし、近頃は観光客の減少が課題となっていて、5年前(2007年)には13万6千人だったのが、去年(2011年)は11万6千人に落ち込んでいます。

そこで、有田川町をはじめ、地元の商工会や住民などによる「有田川町元気プロジェクト」が主体となって、あらぎ島を保全・活用した体験型観光で地域おこしにつなげようと、県のプロジェクトに応募し採用されました。

具体的には、今後3年間で、県内初の重要文化的景観選定に向けての計画策定や、棚田サポーター制度導入などの保全体制づくり、それに、展望施設や古民家を活用したビジターセンターの設置、さらに、あらぎ島周辺を散策しながら、温泉や保田紙(やすだがみ)の紙漉き(かみすき)体験が出来る滞在メニューづくりなどに取組みます。

これにより観光客数を15万人に、また、観光消費額をこれまでより1億2千万円多い3億円に増やすことを目標に掲げています。

事業費全体は9100万円あまりで、負担額は有田川町が6700万円あまり、県は1900万円あまり、国は450万円です。