和医大が最新鋭手術支援ロボット「ダヴィンチ」公開(写真付き)

2012年10月13日 14時58分 ニュース, 社会

和歌山県立医科大学は、3D画像で患部を見ながらロボットアームで内視鏡を操作できる、最新鋭の手術支援ロボット「ダヴィンチ」を導入し、きょう(13日)報道関係者や医療関係者に公開しました。

 県立医大に導入された「ダヴィンチ」(10月13日・和歌山県立医大にて)

「ダヴィンチ」は、和歌山県のガンの死亡率が全国4位と深刻な状況にあるなか、県立医大が目標とするガン治療の充実と先進医療の導入の一環で、およそ3億2千万円をかけて導入した最新鋭のロボット支援手術機器です。

 端末を操作する原教授(10月13日・和歌山県立医大にて)

医師が端末にハイビジョン3D画像で映し出される患部を見ながらロボットアームを遠隔操作し、アームの先端の鉗子(かんし)と呼ばれる手術器具で、患部の切除や縫合(ほうごう)を高精度に行う事が可能です。

前立腺摘出手術や子宮摘出手術などで、海外での使用実績が高く、日本では3年前(2009年)医療機器として認可され、現在およそ40台が稼動しています。

県内では医大が初めての導入で、近畿では5例目です。

 ダヴィンチ操作端末(10月13日・和歌山県立医大にて)

 3D画像の患部を見ながらロボットアームを遠隔操作する

 遠隔操作されるアームと内視鏡

きょう(13日)午前、県立医大の中央手術室でダヴィンチの実演が行われ、泌尿器科学教室の原勲(はら・いさお)教授が端末に座り、実際にロボットアームを操作して、輪ゴムをつまんだりしながら精度の高さをアピールしました。

 

ダヴィンチを使った前立腺全摘手術がこの4月から保険医療として認められたため、県立医大では、来月(11月)中旬以降から、当面、泌尿器科で活用していくことにしていて、以降、治療可能な範囲を広げたい方針です。

 板倉学長(10月13日・和歌山県立医大にて)

県立医科大学の板倉徹(いたくら・とおる)学長は「和歌山のガンを撲滅させたい」と述べ、最先端医療機器の活躍に期待を寄せました。