和歌山県市町村長防災危機管理ラボ(写真付き)

2012年10月15日 14時52分 ニュース, 政治, 社会, 防災

和歌山県内の市町村長らが、防災対策の専門家や大規模災害の当事者の講義を聴いて勉強する、今年度(2012年度)の「和歌山県市町村長防災危機管理ラボ」が、きょう(15日)午後、和歌山市の県・自治会館で開かれました。

 講義する佐藤技師長(10月15日・和歌山県自治会館にて)

これは、巨大地震や津波といった大規模災害への対策に役立ててもらおうと、和歌山県と財団法人・消防化学総合センターが毎年主催している勉強会です。

きょう(15日)は、東日本大震災の時、宮城県気仙沼(けせんぬま)市の危機管理監をつとめたアジア航測株式会社の佐藤健一(さとう・けんいち)技師長と、「Blog 防災・危機管理トレーニング」の主宰で消防大学校の日野宗門(ひの・むねと)客員教授の2人が講師に招かれました。

このうち佐藤技師長は、東日本大震災当時の気仙沼市の被災状況をスライドで見せながら、被災後、気仙沼市が行っている地域防災計画やハザードマップ、避難場所の見直しや、情報伝達手段の再構築といった取組みを説明し、正しく災害をイメージするために「想定外を想定すること」の必要性を訴えました。

一方、日野客員教授は、阪神大震災の際に、職員の当事者意識が欠けていたため災害対応に大きな遅れが出た関西のとある自治体を例に挙げ、参加者に震度や被害想定を正しくイメージし、早期に被害の全体像をつかむよう求め「勝負の9割が平常時の備えで決まる」と提言しました。

きょう(15日)のラボには、和歌山県の仁坂吉伸(にさか・よしのぶ)知事や県内27の市町村長、それに防災担当職員らが参加しました。