和医大「(仮称)地域医療支援総合センター」建設へ(写真付き)

2012年10月15日 16時03分 ニュース, 社会

和歌山県立医科大学は、高度で先進的なガン治療や、地域の医師不足改善のための医療人育成、それに遠隔地医療の拠点となる仮称「地域医療支援総合センター」を新たに建設することになりました。来月(11月)中旬から建設工事が始まり、再来年(2014年)3月末の竣工(しゅんこう)を目指します。

 

板倉徹(いたくら・とおる)学長がきょう(15日)の定例会見で概要を説明しました。

センターはJR紀三井寺(きみいでら)駅側に建てられる5階建てで、2階から4階までが病院棟と連絡通路で接続されます。このうち、4階には手術室7室が新設されるほか、2階には内視鏡手術の施設、1階には放射線治療の部署なども設けられます。

県立医大では、これまで12の手術室で年間およそ8千件の手術に対応していますが、手術待ちの患者で飽和状態となっていました。センターの増築により、対応可能な手術件数が1万1700件あまりに増えることから、特に迅速な対応が鍵となるガン治療に効果を発揮できるということです。

また、内視鏡治療室の数も5から9に増えます。

さらに、地域医療支援体制の拠点として、県内の医療機関や無医村などに人材を送り込むための教育機関としての役割や、テレビ電話システムを活用した遠隔外来や救急支援の拠点などとしても機能します。

 板倉学長(10月15日・和歌山県立医大にて)

板倉学長は「県民のための医療が益々向上できる」と期待を込めています。

なお、センター建設工事に伴い平面駐車場が使用できなくなるため、医大では、工事が行われる来月中旬から再来年の3月末までの間、平日に限ってJR紀三井寺駅と医大病院とを結ぶ無料シャトルバスの運行を行う予定で、利用者に出来るだけ公共交通機関の利用と、工事への協力を呼びかけています。