大阪湾で発見のウミガメ赤ちゃん 潮岬沖近くで放流

2012年10月16日 10時48分 ニュース, 社会, 防災

先月(9月)、大阪湾の浮遊ゴミの中から見つかった、絶滅危惧種のアカウミガメの赤ちゃんを、神戸市立須磨海浜水族園が、串本町の潮岬沖近くで放流しました。

水族園によりますと、先月(9月)26日までに、大阪湾で、海面を清掃する船が回収した浮遊ゴミの中から見つかった、絶滅危惧種のアカウミガメの赤ちゃん25匹のうち22匹を、識別タグを付けて放流しました。3匹は健康状態を考慮して放流を見送っています。

水族園の調査では、アカウミガメがふ化した後の体重は、平均でおよそ34グラムですが、見つかった25匹の体重は平均でおよそ42グラムで、大阪湾で、ごみに付着した貝を食べて成長したとみています。また、ことし(2012年)は大阪湾周辺での産卵は、確認されていないため、生まれた場所に戻って産卵する特性を利用し、タグをつけることで産卵地を確認するということです。

水族園によりますと、アカウミガメは、黒潮に乗って太平洋に出て、メキシコ沖で成長し、産卵地に戻るのは、およそ40年後になるということです。また、産卵地について、水族園は「大阪湾の入り口にあり、数年おきに産卵が確認されている兵庫県洲本市の成ヶ島の可能性がある」とみています。