「津波防災の日」広川町で第110回津浪祭(写真付き)

2012年11月05日 14時03分 ニュース, 社会, 防災

「津波防災の日」のきょう(5日)、広川町(ひろがわちょう)で津浪祭(つなみまつり)が開催され、「稲むらの火」で知られる偉人・濱口梧陵(はまぐち・ごりょう)を偲びました。

 祭壇の前に整列する参加者ら(11月5日・広川町漁港前にて)

津浪祭は、江戸末期の安政(あんせい)の大地震の際、稲むらに火を放って大津波を知らせ、当時の広村(ひろむら)・現在の広川町の人々を救った梧陵の功績を讃え、町の安全を祈願するもので、ことし(2012年)で110回目となりました。

津浪祭は、これまで11月3日に行われてきましたが、梧陵が稲むらに火を放ったとされる11月5日が国の「津波防災の日」に制定された去年(2011年)からは、5日に開かれています。

 梧陵の石碑に花を手向ける白倉町長(11月5日・広川町・広村堤防にて)

けさ(5日)は、地元の広(ひろ)小学校と耐久(たいきゅう)中学校の生徒らが、梧陵が私財を投じて建設した「広村堤防(ひろむらていぼう)」に土を盛ったあと、漁港前の広場で神事が営まれ、広川町の白倉充(しらくら・みつる)町長らが祭壇に玉串を捧げたほか、白倉町長が、広村堤防脇の梧陵の石碑に花を手向けて、功績を偲んでいました。

この中で白倉町長は「偉大な先人・濱口梧陵の安政の南海地震での功績をいつまでも継承するため、祭を続けていきたい」とあいさつし、参列者に津波からの早期避難を改めて呼びかけました。

このあと、地元の小学生や幼稚園児などが合同で津波の避難訓練を行うなどしました。