和歌山県内、激しい雨の降るおそれなくなる

2012年11月11日 22時18分 ニュース, 交通, 防災

きょう(11日)夕方から夜にかけ、新宮市で時間雨量50ミリを超す非常に激しい雨が降り、那智勝浦町内では一部地域に避難勧告が出されるなど、県南部で大雨となりましたが、午後9時半をすぎ、発達した雨雲は東に移動し、激しい雨の降るおそれはなくなりました。

和歌山地方気象台によりますと、前線を伴った低気圧が今夜、四国の南海上から紀伊半島南部を通過、暖かく湿った空気が流れ込んで、和歌山県地方では南部を中心に大気の状態が非常に不安定になり、新宮市や那智勝浦町、古座川町などで局地的に雷を伴った非常に激しい雨が降りました。

気象台では、午後5時40分、県南部に大雨洪水警報を発表するとともに、午後7時前に、那智勝浦町と古座川町には土砂災害警戒情報を発表して厳重な警戒を呼びかけました。土砂災害警戒情報は午後9時20分に解除、気象警報も午後10時現在、那智勝浦町に大雨警報が出されているほかは解除されました。

また、去年9月の紀伊半島豪雨で被害を受けた那智勝浦町では、午後5時40分に、市野々(いちのの)、井関(いせき)・八反田(はったんだ)、川関(かわせき)の4地区、744世帯1559人に避難勧告を出し、一時、36世帯56人が避難しましたが、午後10時までに避難勧告解除されました。

アメダスの観測によりますと、新宮市で午後6時15分までの1時間に51・5ミリの非常に激しい雨が降ったほか、午後5時台や6時台に、古座川町で40・5ミリ、那智勝浦町で33ミリの時間雨量を観測しました。また、きょう午前6時の降り始めから今夜10時までの総雨量は、新宮市で137ミリ、古座川町で129・5ミリ、那智勝浦町で115ミリなどと県南部で100ミリを超えました。

この大雨で県南部を流れる太田川(おおたがわ)の水位が上昇、那智勝浦町の南大居(みなみおおい)観測所で午後8時10分に特別警戒水位を超え、県水防本部は、はん濫警戒情報を出しましたが、その後、水位は下がり、午後9時20分、危険はなくなったとして、はん濫注意情報を解除しました。

この大雨で、午後6時前に那智勝浦町の紀伊勝浦(きいかつうら)駅と串本町の紀伊田原(きいたはら)駅の雨量計がともに規制値を超えたため、JR西日本では、紀勢線の紀伊田原・新宮間で運転を見合わせていましたが、午後9時すぎに運転を再開しました。これに伴い上下7本が運休や部分運休し、上下4本に最大1時間15分の遅れが出るなどダイヤが乱れ、およそ430人に影響が出ています。

気象台によりますと、今夜9時半をすぎ、発達した雨雲は東に移動し、激しい雨の降るおそれはなくなりましたが、県南部では、これまで降った雨により地盤が緩んだり、河川が増水しているところがあるため、引き続き土砂災害や河川のはん濫に注意が必要だということです。