橋本車イス訴訟 橋本市は争う姿勢

2012年11月14日 13時27分 ニュース, 社会

橋本市が、電動車イスの購入費の支給決定を取り消す処分をしたのは不当として、手や足などに障害がある橋本市の上田新(うえだ・あらた)さん24歳が、処分の取り消しを求めた裁判の第1回口頭弁論が、和歌山地方裁判所で開かれました。弁論で、原告側は「憲法13条の個人の尊重と幸福追求権を侵害している」と主張し、購入費の支給を求めました。橋本市側は争う姿勢をみせています。

原告弁護団によりますと、去年(2011年)9月ごろ、上田さんの母親の圭美(たまみ)さんが、リクライニング機能付きの電動車イスの購入を申請しました。和歌山県更生相談所は、基本操作が困難で危険なため、支給を認められないと判断しましたが、橋本市は、上田さんが15歳の頃から電動車イスを使っていることなどを考慮し、去年(2011年)12月に、いったんは支給を決定しました。

しかし、ことし(2012年)3月になって、県の判定に基づいて一転、支給決定を取り消したため、上田さんらは異議申し立てを行いましたが、却下されたため提訴に踏み切りました。

上田さんは、5歳の時に、児童公園で遊んでいて、池に転落し、姿勢の維持などが困難になる、四肢体幹機能障害などの後遺症が残りました。以来、障害者自立支援法に基づき、橋本市から購入費の支給を受けて、車イスを使用しています。

橋本市は、争う姿勢をみせていて、次回の弁論は、来年(2013年)2月6日に開かれます。