「新宮鉄道」開業100周年で記念列車運行(写真付き)

2012年12月01日 15時00分 ニュース, 交通, 社会, 経済

紀南地方で初めての鉄道となる「新宮(しんぐう)鉄道」、今のJR紀勢線の一部が、大正元年(1912年)12月4日に開通してから100周年となるのを記念して、きょう(1日)午前、紀伊勝浦(きいかつうら)駅と三輪崎(みわさき)駅の間で臨時列車が運行されました。

「新宮鉄道」は、今から100年前の大正元年12月4日、紀南で初めての鉄道として勝浦・三輪崎間で仮営業を開始し、翌年3月に勝浦・新宮間で本営業を開始しました。その後、昭和9年(1934年)に国有化され、旧・国鉄の紀勢中線(きせいちゅうせん)、現在の紀勢本線の一部となりました。

きょう(1日)は100周年記念式典が、午前9時半からJR紀伊勝浦駅の駅前広場で行われ、「紀南における鐵道発祥の地」記念碑が除幕され、那智勝浦町の寺本真一(てらもと・しんいち)町長や新宮市の田岡実千年(たおか・みちとし)市長、和歌山県の下宏(しも・ひろし)副知事らが祝福しました。

「紀南における鐵道発祥の地」記念碑の除幕式

「紀南における鐵道発祥の地」記念碑の除幕式

また式典では、大正時代の衣装を身にまとったおよそ20人の男女と、地元の小学生やコーラスグループらが、勝浦吹奏楽団の演奏に乗って「汽笛一声(いっせい)、勝浦を…」の歌詞で始まる「新勝(しんかつ)鉄道唱歌」を披露し、当時への思いをはせたほか、C58型蒸気機関車も元・国鉄職員の案内で公開され、汽笛も鳴らされました。

そして午前10時40分、地元の子どもたちの合図で開業100周年記念列車が紀伊勝浦駅を発車し、終点の新宮市の三輪崎駅では、地元の「三輪崎郷土芸能保存会」が「三輪崎の鯨踊り」を披露したり、地元住民らが記念の三角の旗を振ったりして出迎えるなど、お祝いムードに包まれました。

開業100周年記念列車の出発式

開業100周年記念列車の出発式

地元の保存会による「三輪崎の鯨踊り」(三輪崎駅にて)

地元の保存会による「三輪崎の鯨踊り」(三輪崎駅にて)

また、きょうの式典に合わせて、新宮鉄道の歴史を巡るウォークイベントや、紀伊勝浦駅での写真展示なども行われました。