那智川流域の遺族会が豪雨写真集刊行(写真付き)

2012年12月13日 15時50分 ニュース, 社会, 防災

去年(2011年)9月の紀伊半島豪雨の記憶を風化させないようにと、那智勝浦町(なちかつうらちょう)の犠牲者の遺族でつくる会が、このたび「災害記録写真集」を発行し、今月(12月)19日から、紀南地方の書店やコンビニエンスストアなどで1冊1000円で販売されます。

 

紀伊半島豪雨で、那智勝浦町では那智川(なちがわ)や支流のはん濫で大規模な土石流が起こり、29人が犠牲になりました。

写真集は、被害の大きかった那智川の流域を中心に、およそ850枚の写真で構成されているほか、気象の記録や被災者らの手記、被害状況を調査した地質学専門家の声などが、およそ120ページにわたって紹介されています。

 写真集を手にする岩渕さん(12月12日・新宮市・東牟婁振興局にて)

父親と甥(おい)を亡くした、遺族会の代表・岩渕三千生(いわぶち・みちお)さん51歳は「多くの方々の協力でようやく発行できました。悲惨な出来事を決して忘れず教訓として後世に伝え、二度と起こらないことを願っています」と話しています。

災害記録写真集は、今月19日から、紀南地方の書店やコンビニエンスストアなどで1冊1000円で販売され、収益金は那智勝浦町への支援金や、遺族会の活動の一部にも充てられるということです。