旧美里町裏金 元町長らに1億2300万返還命令

2013年01月12日 12時31分 ニュース, 社会

2008年に発覚した、旧美里町(現・紀美野町)の裏金問題で、元町長らに対して、紀美野町がおよそ1億9000万円を返還するよう求めていた裁判で、和歌山地方裁判所は、きのう(11日)、元町長ら2人に、合わせておよそ1億2300万円の支払いを命じました。

この裁判は、旧美里町で受け継がれてきた裏金を管理して、公金を横領したなどとして、旧美里町の段木晃(だんき・あきら)元町長と田下雅暎(たした・まさてる)元収入役の2人が、紀美野町から、およそ1億9000万円を返還するよう求められていたものです。

判決で、和歌山地方裁判所の高橋善久(たかはし・よしひさ)裁判長は、元町長らが管理していた預金口座の資金は、公金だったと認定した上で、県職員への中元代などについて「使途が不明か、町の利益にならないことが明白」と指摘し、元町長らに合わせておよそ1億2300万円の返還を命じました。

紀美野町の代理人の弁護士は「主張がおおむね認められ満足している」とコメントした一方、段木元町長は「納得できない。控訴も検討する」としています。

また、段木元町長らが、不当に告訴され、精神的苦痛を受けたとして、紀美野町に慰謝料を求めていた訴訟について、和歌山地裁は、請求を棄却しました。紀美野町は、2008年3月、元町長らを業務上横領の疑いで告訴しましたが、和歌山地方検察庁は、2009年12月に不起訴処分とし、検察審査会は不起訴不当と議決したものの、2010年10月に再び不起訴としています。