新宮と長崎で、家族亡くした女性が交流、支え合う

2013年01月15日 13時50分 ニュース, 社会, 防災

紀伊半島豪雨と水難事故で、それぞれ家族を失った新宮市と長崎市の2人の女性が、交流を深め、離れた地で、傷みを共有し支え合っています。

この2人は、新宮市の下谷安子(しもたに・やすこ)さん73才と長崎市の吉田由美(よしだ・ゆみ)さん45才です。
紀伊半島豪雨で、娘夫婦と孫3人を亡くし、家族を思いながら生きる下谷さんを取り上げた記事が、去年(2012年)9月、長崎新聞に掲載され、それを読んだ吉田さんが「同じ思い。話しがしたい」とその日のうちに電話をかけました。吉田さんは4年前の夏に長崎市の海水浴場での水難事故で当時6才の長男を失っていて、「苦しみながらも前向きに生きようとする姿にそれまでの自分が重なり、じっとしてはいられなかった」と話します。
一方の下谷さんは、突然の電話に驚いたものの、「こんなふうに出会えるなんて夢みたい。また一つ生きがいが増えた」と言い、最初の電話で住所を交換、今では手紙や地元の名産品を送りあっています。
下谷さんは、亡くなった娘と吉田さんが同世代ということもあり、「私の娘と思いたい」と話し、吉田さんは「安子(やすこ)お母さん」と呼んいます。そして、2人は、「天国のみんなが私たちを出会わせてくれた」と口をそろえ、いつか会える日が来るのを楽しみにしているということです。