県立博物館・企画展「熊野水軍」26日から開催

2013年01月23日 11時52分 ニュース, 社会, 経済

平安時代から戦国時代にかけて紀南地方を拠点に活躍した「熊野水軍(くまのすいぐん)」の歴史や史料を紹介する企画展が、今月(1月)26日から、和歌山市の和歌山県立博物館で開かれます。

今回は、熊野水軍に関する古文書(こもんじょ)のほか、水軍の拠点から発掘された貨幣や陶器など、あわせて156点が展示されます。

主な見どころは、現在の白浜町日置(しらはまちょう・ひき)に拠点を置いた安宅氏(あたぎし)の居城・八幡山城(はちまんやまじょう)から出土した奈良時代の貨幣「富本銭(ふほんせん)」の模造貨幣で、室町時代に造られたといわれています。室町時代の富本銭が出土したのは、全国でも日置だけです。

また、山間部の那智勝浦町色川(なちかつうらちょう・いろがわ)に拠点を置き、新宮(しんぐう)や串本(くしもと)などの海辺で戦っていた色川氏(いろがわし)にかかわる南北朝時代から室町時代にかけての古文書8通も展示されます。

さらに、水軍ゆかりの地の史料も展示されます。小山氏(こやまし)の菩提寺・串本町西向(にしむかい)の成就寺(じょうじゅじ)が所蔵する国の重要文化財、長沢芦雪(ながさわ・ろせつ)の「群雀図襖(ぐんじゃくずふすま)」のほか、鵜殿氏(うどのし)の山城や、かつての熊野速玉(はやたま)大社があったとされる、三重県紀宝町(きほうちょう)から出土した陶器「古瀬戸(こせと)の水瓶(すいびょう)」なども展示されます。

熊野で活躍した武士の足跡を探る企画展「熊野水軍」は、今月26日から3月3日まで、和歌山市吹上(ふきあげ)の県立博物館で開催されます。

なお、期間中の土日の午後1時半から、展示物の解説が行われるほか、和歌山市西高松(にしたかまつ)の県立図書館でも、期間中、熊野水軍に関連する書籍の展示会が行われます。