大正コスプレで祝う新宮鉄道開通100年

2013年01月27日 13時30分 ニュース, 交通, 経済

和歌山県南部初の鉄道「新宮鉄道」の開通100年を祝うイベントが3月2日に新宮市で開かれます。

この日は、市民らが、書生や紳士・淑女といった大正時代の服装で、商店街を練り歩くなど、鉄道に関する先人をにぎやかに偲びます。
新宮鉄道は、木材業者らが出資して設立し、1913年(大正2年)に新宮・勝浦間で開通、紀伊半島一周する紀勢線の基礎となりました。
明治から大正へと移るこのころの新宮は、木材産業が活況を呈し、文化学院を創設した西村伊作(にしむら・いさく)や作家の佐藤春夫(さとう・はるお)が生きたモダニズムあふれる町だったといわれています。
祝賀イベントでは、そんな時代のムードを再現するほか、記念のポストカードや弁当の販売、廃線跡をめぐるツアー、それに、旧国鉄時代の車両を使った
記念列車「なつかしのくろしお号」を新大阪・新宮間で臨時運行します。さらに、新宮鉄道の当時の車両が、現在、愛知県犬山市(いぬやまし)の博物館明治村(めいじむら)で使われていることが分かり、関係者は2年後の里帰りを目指しています。
イベント実行委員会の森本祐司(もりもと・ゆうじ)さん56才は、「鉄道がこの地域に貢献したことと、新宮には当時から進取の気性があったことを知ってもらう機会にしたい」と話しています。