阪和道「和歌山南IC」県主体で整備へ

2013年01月29日 14時16分 ニュース, 交通, 政治, 社会

阪和自動車道の仮称・和歌山南(わかやまみなみ)インターチェンジについて、和歌山県の仁坂吉伸(にさか・よしのぶ)知事は、きょう(29日)の定例記者会見で、ETC車両専用の小規模な「スマートインターチェンジ」として整備し、建設中の都市計画道路を延伸させて接続する方針を明らかにしました。今年度(2012年度)中に地区協議会を設立させ、4年から5年後の完成を目指します。

和歌山南インターチェンジの建設について、和歌山県や和歌山市が構想を出して検討してきましたが、県が都市計画道路として建設を予定している「南港山東線(なんこう・さんどうせん)」の経路を見直し、和歌山市森小手穂(もりおてぼ)の県立和歌山東高校付近で接続する方針を固めました。また、貴志川方面からの利便性を高めるため、県道和歌山橋本線にも接続する予定です。

上下線双方の乗り降りが可能で、県では1日最大でおよそ1万台の利用を見込んでいます。

インター本体は、ETC車両に限って利用できる「スマートインターチェンジ」方式で整備します。

スマートインターチェンジは、国の財源でNEXCOが全国60カ所あまりに設置しているETC車専用の小規模な簡易インターチェンジで、県では費用を低く抑えられるとしています。

当初、和歌山市の案では既存の県道和歌山橋本線などに直結させるものでしたが、県との協議で周辺の道路交通量などを考慮した結果、南港山東線を延伸させて接続する案をとることになりました。

仁坂知事は「宮街道(みやかいどう)周辺の渋滞緩和に加えて、和歌山市南部や貴志川方面の利便性が向上する」と期待を寄せています。

接続道路の整備にかかる70億円程度を県が負担し、インターチェンジ本体は国の財源でNEXCO西日本が建設します。また和歌山市も接続道路付近の市道松島本渡線(まつしま・もとわたりせん)を整備します。

今後、県が主体となり、国やNEXCO、警察、自治体などによる地区協議会を設立し、来年度(2013年度)中に国土交通省へ許可申請を行って着工にこぎ着けたい考えで、4年から5年後の完成を目指します。