政務調査費返還訴訟で判決(写真付き)

2013年01月29日 19時00分 ニュース, 社会

県議40人が政務調査費を目的外に使用したとして、市民オンブズマンわかやまが、和歌山県の仁坂吉伸(にさか・よしのぶ)知事に対して、政務調査費およそ1億5000万円の返還を県議に請求するよう求めた裁判で、和歌山地方裁判所は、きょう(29日)、仁坂知事に対して、県議39人におよそ7850万円の返還を請求するよう命じる判決を言い渡しました。

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判決後、会見する市民オンブズマンわかやまの畑中正好事務局長

この裁判は、市民オンブズマンわかやまが、2007年8月に、県議40人が、2002年度から2005年度にかけて、政務調査費として支出した費用の中に、基準を超えた額の違法な支出があったとして、仁坂知事を相手取り訴訟を起こしたものです。

きょう(29日)の判決で、和歌山地方裁判所の高橋善久(たかはし・よしひさ)裁判長は、1人の議員をのぞいて、政務調査費にあたるとは認められない支出があったとして、仁坂知事に、39人に対して、合わせて7850万円を返還請求するよう命じました。

判決後、原告で、市民オンブズマンわかやまの畑中正好(はたなか・まさよし)事務局長は「議員の妻の雇用などが違法と認められなかったのは非常に遺憾だが、私たちの主張が通った部分もある」と判決をおおむね評価しました。

一方、和歌山県の仁坂吉伸(にさか・よしのぶ)知事は、「判決内容を精査して、上級審の判断を仰ぐかどうかを含め、今後の対応をよく検討したい」、和歌山県議会の山下直也(やました・なおや)議長は、「判決内容の詳細を確認するとともに、県の対応を注視してまいりたい」とそれぞれコメントしました。