和歌山県がメタンハイドレード独自調査開始

2013年01月31日 10時45分 ニュース, 社会

和歌山県は、きょう(31日)、熊野灘(くまのなだ)の海底に存在するとされる資源「メタンハイドレート」の分布を把握するための独自の調査を始めました。

「メタンハイドレート」は、メタンガスと水の分子が、結びついて氷状となったもので、分解すると体積のおよそ170倍のメタンガスが発生することから、次世代のエネルギー資源として注目されています。

今回の調査は、独自のデータを集めることで、研究などにつなげる狙いがあります。県は、水産調査船を使い、あす(2月)1日未明まで、熊野灘(くまのなだ)の水深およそ1000メートルから2000メートルの海域で調査を行います。対象となるのは、海底から深さ数メートルまでの表層にあるメタンハイドレートで、海中に溶け出したメタンガスの泡を、魚群(ぎょぐん)探知機で探します。

県などによりますと、表層のメタンハイドレートは、採掘(さいくつ)技術が確立しておらず、去年(2012年)9月には、京都府など10府県が、開発促進のための組織を発足するなど、利用に向けた動きが加速しています。

県産業技術政策課の中松則夫(なかまつ・のりお)企画・エネルギー班長は「独自のデータを基に、より詳細な国の調査を呼び込み、開発拠点を誘致できれば、将来の雇用にもつながる」と期待を込めました。