県教委・公立学校に体罰アンケート実施(写真付き)

2013年01月31日 14時21分 ニュース, 社会

和歌山県教育委員会は県内の公立学校を対象に、体罰に関するアンケート調査を行うことになりました。

これは、大阪市立桜宮(さくらのみや)高校で起きた体罰による生徒の自殺をきっかけに、今月(1月)23日付けで文部科学省が都道府県の教育委員会に出した通知を受け、和歌山県教委もこれにならって、県内の公立小・中・高校と特別支援学校あわせて450校あまりの教職員と児童・生徒、それに保護者らを対象に、市町村の教育委員会と連携して、きょう(31日)から体罰に関するアンケート調査を行うことになりました。

アンケートは原則記名式で「先生から体罰を受けたことがあるか」、「他の生徒が体罰を受けているのを見たことがあるか」などといった質問で構成されています。

県教委ではアンケート用紙を各学校へ配布し、3月8日までに結果を報告するよう求めています。

文部科学省では、第2次報告で全国の調査結果を発表する予定ですが、和歌山県の分の発表の時期について県教委は「今の時点ではコメントできない」としています。ただ、重大な体罰の事態がわかった場合は、できるだけ速やかに公表するということです。

 体罰のアンケート実施を発表する西下教育長(1月31日・和歌山市にて)

県教委の西下博通(にしした・ひろみち)教育長は、きょう(31日)和歌山市内で開かれた市町村教育委員会教育長会議の中で「学校生活で体罰は断じてあってはならない。安心で安全な楽しい学校づくりのために、教職員の一層の創意工夫と、子どもの可能性を引き出す教育の実践を求める」と述べました。

県教委では、仮にアンケートで体罰があったと考えられる報告があった場合、慎重に事実を調査したうえで対応を検討する方針で、学校人事課の土肥二郎(どひ・じろう)課長は「体罰は絶対に許されない。この調査をもとに、実態を正確に把握することで体罰の禁止を徹底させたい」と話しています。