上富田町民劇団が新作公演を控え、連夜稽古に熱(写真付)

2013年02月08日 09時45分 ニュース, 社会, 経済

上富田町の住民らでつくる創作劇団が、今月24日の第4回公演を前に、毎日夜遅くまで、熱の入った稽古(けいこ)を続けています。

通し稽古の一場面(2月6日、上富田文化会館)

通し稽古の一場面(2月6日、上富田文化会館で)


この劇団は、上富田町を中心とする小学生から60才代までのおよそ30人で構成する上富田町民創作劇実行委員会で、地元に伝わる話をもとにした演劇を3年前から年1回、春先に上演しています。

今回の作品は「三兵衛(さんべえ)~義民(ぎみん)と呼ばれた男」で、これまで3年間上演してきた「彦五郎(ひこごろう)物語」に代わる新作となります。三兵衛は、江戸時代、藩(はん)の役人が米の出来を視察する=毛見(検見=けみ)の回数が増え、その接待が、村の大きな負担になる中、軽減を直訴(じきそ)した実在の人物で、死罪になりましたが、その後、毛見の回数は減り、村人から義民と呼ばれ、今も町内の円鏡寺(えんきょうじ)に墓があります。

通し稽古を見守る脚本・演出の谷本憲司さん

通し稽古を見守る脚本・演出の谷本憲司さん

この話をもとに、演劇経験があり、演出を担当する上富田町岩田(いわだ)の農業、谷本憲司(たにもと・けんじ)さん36才が、多くの劇団員が出演できるように登場人物を増やしたり、エピソードをふくらませるなどし、また、地元の方言も取り入れた脚本を仕上げ、今年の年明け早々に稽古を始めました。メンバーの多くが社会人ということもあり、稽古は仕事を終えてからとなりますが、会場の文化会館や地元の公民館で毎日、夜遅くまで続けられています。

三兵衛の墓(上富田町・円鏡寺内)

三兵衛の墓(上富田町・円鏡寺内)

創作劇「三兵衛~義民と呼ばれた男」は、和歌山放送などの後援で、今月24日、上富田文化会館・文化ホールで、午後1時半からと午後7時からの昼夜2回、上演されます。入場料は一般が500円で、高校生以下は無料です。チケットは、会場の文化会館や町内の役場出張所などで販売されています。問い合わせなど、詳しくは、上富田文化会館内「上富田町民創作劇実行委員会事務局」、電話0739-47-5930までとなっています。

「三兵衛-義民と呼ばれた男」PRチラシ

「三兵衛-義民と呼ばれた男」のチラシ