県立医大が全国初 がん患者寄付の研究講座(写真付き)

2013年02月13日 09時41分 ニュース, 社会, 経済

和歌山県立医科大学が、ことし(2013年)4月から、新しいがんの治療法として期待されている、「ペプチドワクチン」の臨床試験を行う講座を開くことになりました。県立医大によりますと、講座は、がんの患者団体からの寄付で、運営されるということで、全国初の試みだということです。

 記者発表する山上第2外科教授(左)と板倉理事長(右)(2月13日・県立医大にて)

ペプチドワクチンを患者に投与すると、がん細胞を攻撃する細胞が増える効果があります。患者自身の免疫能力を生かすため、副作用が少なく、従来の抗がん剤などが効かない患者の治療法として注目されています。講座の運営には、3年間で3000万円かかるということで、東京都国立市にある、がんの患者団体「市民のためのがんペプチドワクチンの会」が、費用を集めて、大学に寄付するということです。

これまでの臨床試験は、日本人に多い、白血球のタイプの患者に実施していましたが、今回の講座では、すい臓がんや食道がんなど、日本人には少ないタイプの患者を対象にすることにしていて、実際に臨床試験を始めるのは、ことし(2013年)夏ごろになりそうです。