新宮「伝統芸能祭」被災地・閖上の大漁太鼓熱演(写真付き)

2013年03月03日 11時33分 ニュース, 社会, 経済, 防災

文化の力で被災地の人々の心を励まそうという、和歌山県主催の「伝統芸能祭」が、きのう(2日)新宮(しんぐう)市民会館で開かれ、東日本大震災の被災地・宮城県名取(なとり)市の和太鼓グループなどが熱演を繰り広げました。

 熱演する閖上太鼓保存会の面々(3月2日・新宮市民会館にて)

これは、和歌山県が、文化庁の指定を受け、去年(2012年)9月から展開している「心の復興プロジェクト」の一環で、おととし(2011年)9月の紀伊半島豪雨で被災した紀南地方の人々を、文化や芸術の力で元気づけようと行われたものです。

 大漁の祝い唄を唄う閖上太鼓保存会の面々

きのう(2日)は、新宮市の姉妹都市で、東日本大震災による津波で壊滅的な被害を受けた、宮城県名取市の閖上(ゆりあげ)太鼓保存会が出演し、およそ400年前、藩主の伊達政宗(だて・まさむね)を歓迎するために地元の漁師が囃したという「閖上大漁太鼓」を披露し、力強い和太鼓の重低音や威勢の良いかけ声に、観客から拍手が贈られていました。

閖上太鼓保存会の赤間勲(あかま・いさお)代表は「各地から出演依頼が相次ぎ、震災以前の3倍になりました。壊滅的な被害から立ち直ろうとする我々の元気を、姉妹都市・新宮の豪雨被災地の皆さんにも届けたいです」と話していました。

このほか、県内からは御坊(ごぼう)市の天音太鼓(てんのんだいこ)保存会が「濱口梧陵(はまぐち・ごりょう)ご献上稲むら太鼓」を演奏したほか、かつらぎ町天野(あまの)の御田祭(おんだまつり)保存会が、県の無形民俗文化財「御田祭」を再現しました。

また、新宮市の「三輪崎(みわさき)の鯨踊り」や、那智勝浦町の「高芝(たかしば)の獅子舞」も披露されました。