脳脊髄液減少症と四肢まひの因果関係を認定

2013年04月16日 22時17分 ニュース, 社会

脳脊髄液減少症と四肢まひの因果関係を認定               *堤*   2013・4・16
労災事故に遭った元配管工の男性が、
脳脊髄液減少症の発症と両手足のまひの原因が
事故にあると国が認めなかったのを不服として
障害等級の格上げなどを求めた訴訟の判決で、
和歌山地方裁判所はきょう(4/16)、
請求をほぼ認め、国に等級の格上げと
障害補償年金の支給を命じました。
患者団体は、労災事故と脳脊髄液減少症との
因果関係を認めた判決は
「初めてではないか」としています。
判決によりますと、男性は2002年9月、
和歌山市内の建設工事現場で作業中、
重さおよそ11キロの仮設用電線が頭上に落下し、
その後、両手足を
自力で動かすことができなくなりました。
このため、男性は、「事故による脳脊髄液減少症が
まひの原因」として労災を申請しましたが、
和歌山労働基準監督署は2006年6月、
労災を認定したものの、
減少症の発症や両手足のまひの因果関係を認めず、
障害補償年金ではなく、
障害補償一時金の支給を決めました。
きょうの判決で、
高橋善久(たかはし・よしひさ)裁判長は、
「事故の状況や症状の経過を考えると、
脳脊髄液減少症との因果関係が認められる」と
認定した上で、
両手足の異常についても
「脳脊髄液が漏れ出したことが、
神経系統に障害を起こす可能性は
十分考えられる」と指摘し、
国に障害等級の格上げと
障害補償年金の支給を命じました。
患者団体「脳脊髄液減少症患者・家族支援協会」の
中井宏(なかい・ひろし)代表理事は
「完全勝訴だ。今後の同じような裁判にも
影響するだろう」と話しました。
(了)
労災事故に遭った元配管工の男性が、脳脊髄液減少症の発症と両手足のまひの原因が事故にあると国が認めなかったのを不服として障害等級の格上げなどを求めた訴訟の判決で、和歌山地方裁判所はきょう(4/16)、請求をほぼ認め、国に等級の格上げと障害補償年金の支給を命じました。患者団体は、労災事故と脳脊髄液減少症との因果関係を認めた判決は「初めてではないか」としています。
判決によりますと、男性は2002年9月、和歌山市内の建設工事現場で作業中、重さおよそ11キロの仮設用電線が頭上に落下し、その後、両手足を自力で動かすことができなくなりました。このため、男性は、「事故による脳脊髄液減少症がまひの原因」として労災を申請しましたが、和歌山労働基準監督署は2006年6月、労災を認定したものの、減少症の発症や両手足のまひの因果関係を認めず、障害補償年金ではなく、障害補償一時金の支給を決めました。きょうの判決で、高橋善久(たかはし・よしひさ)裁判長は、「事故の状況や症状の経過を考えると、脳脊髄液減少症との因果関係が認められる」と認定した上で、両手足の異常についても「脳脊髄液が漏れ出したことが、神経系統に障害を起こす可能性は十分考えられる」と指摘し、国に障害等級の格上げと障害補償年金の支給を命じました。判決について、患者団体「脳脊髄液減少症患者・家族支援協会」の中井宏(なかい・ひろし)代表理事は
「完全勝訴だ。今後の同じような裁判にも影響するだろう」と話しました。